長く着続けたいなら必見!革ジャンクリーニングの基礎、所要日数と料金は?

長く着続けたいなら必見!革ジャンクリーニングの基礎、所要日数と料金は?

以前は革ジャンを着用するというと非常に限られた人というイメージがありました。

しかし最近では、年齢に関係なくバイクに乗る方も増え、おしゃれで革ジャンを着用する人も多くなっています。

その一方で愛用している革ジャンを長く着続けるためのケアをどうすべきかという悩みを抱える人も増えているのです。

そこで今回は特殊クリーニングとして敬遠されがちな革ジャンクリーニングに注目し、基礎知識、所要日数そして料金相場についてお届けします。

革ジャンクリーニングの基礎

では革ジャンクリーニングの基礎と題して、基本的な流れやオプションサービスについて、またメリット・デメリットについてもお届けします。

革ジャンクリーニングの基本的な流れ

革ジャンをはじめとする革製品のクリーニングが特殊とされるのは、革と一言でいっても牛革・馬革・羊革・山羊革と実に様々であることがあげられます。また革自体が呼吸をしており素材によってクリーニング法の選択が重要であるからです。

では革ジャンクリーニングの基本的な流れを、水洗いとドライクリーニングに分けて見ていきましょう。

1.事前検品など

まずは革ジャンの状態(汚れ、傷の有無・位置・大きさなど)から調べていきます。それによってどのようなクリーニング法を取ることが最適かを判断し、概算見積もりと提案をします。

2.前処理

水洗いもしくはドライクリーニング前に、エアブラシなどで大きな汚れを除去し、バックルなど金属製パーツにマスキングを施し保護します。同時に以下の作業も行います。

(水洗い)水拭きや洗いで事前にカビなどを除去

(ドライクリーニング)汚れに下処理剤を浸透させる

3.洗い工程

(水洗い)ブラシやスポンジ等を使用し、基本的に手洗いで汚れなどを取り除いていきます

※除去力の異なる洗剤を使用したり、力加減にも熟練の技が必要

(ドライクリーニング)機械を使用し、洗い、脱液、革への栄養補給を行います

※短い洗い時間にも細やかな設定を行い、時間をかけた溶剤の脱液が必要

4.栄養補給

(水洗い)専用のコンディショナーにつけることで革に表裏から栄養補給を行います

※漬け込み時間は職人が革の状態、種類によって判断

(ドライクリーニング)洗い工程で行う脱液時にコンディショナーを含有することが多い

5.乾燥

(水洗い)型崩れしないように形と整え、日数をかけて自然乾燥を行います

※自然乾燥日数 約7~10日間

(ドライクリーニング)専用ネット(型崩れ防止)に入れ回転ドラム内で乾燥させ、自然乾燥

※自然乾燥日数 約10~14日間

5つの工程に分けてご紹介しましたが、実に細やかで熟練の技と繊細さが必要なクリーニングだということが分かりますね。

革ジャンクリーニングで選べるオプションとは?

続いては革ジャンクリーニングを依頼する際に選択可能なオプションについてご紹介します。いずれも有料オプションです。

1.撥水加工

雨などが染みこむリスクを避け、長く革ジャンを着続けるためにおすすめのオプションが撥水加工です。

2.色補正

色抜け感のあるものを風合いがあってよいとする方と、古びた感じがダメと感じる方がいます。

色補正を行うことで古びた感じを緩和させることができるので、気になる方はクリーニング依頼時に申し込みましょう。

革ジャンクリーニングのメリット

では革ジャンクリーニングのメリットを2つご紹介しますね。

1.面倒な手入れがなく長く着続けることができる

クリーニングに出さずに長く着続けるには、それなりのケアが必要です。

カビがつかないようにする、色褪せないようにする、汗ジミを防ぐなど行うべきケアは非常に多岐にわたります。

しかしクリーニングに出すと専門家に任せることができるので手間もなく、長く愛用することが可能となります。

2.完璧な手入れをしてもらえるので安心

自分でケアするとどうしても不適切な処置となってしまい、せっかくの革ジャンをダメにしてしまいがちです。

しかしクリーニングに出すことで、費用こそかかりますが、リスクを最小限に抑えることが可能です。

革ジャンクリーニングのデメリット

続いて革ジャンクリーニングのデメリットを2つご紹介します。

1.料金と日数がかかる

革ジャンは非常にデリケートな商品です。そこでどこのクリーニング店でも扱えるという訳ではないため、通常のクリーニングに比べて値段と日数がかかります。

2.色や風合いが変わってしまうリスク

色褪せがある場合などに色調整をお願した場合、また洗浄時に使用する溶剤によっては色や風合いが変わることがあります。

それを避けるためには、事前にしっかりと要望を伝えることをおすすめします。

革ジャンクリーニング依頼時に知っておきたいこと

ここからは革ジャンクリーニングを依頼する際に知っておきたいことをお届けしますね。

革ジャンクリーニング前の確認事項

1.まずは自宅で「革ジャンの状態確認(表・裏地共に)」を行いましょう

・金具、ボタンの破損の有無、ファスナーの可動性)

・シミ、汚れ、破れ、傷、色褪せ、カビなどの有無、大きさなど)

2.クリーニング店での確認事項は以下をご確認ください

・上記で確認した革ジャンの状態

・シミ、汚れなどがある場合、その原因

・クリーニングの作業内容とオプション加工の有無・料金

・色修正などの有無、料金

・クリーニングによって起こりうるデメリット

・納期

・受け渡し方法

・支払い方法

革ジャンの状態によってはリスクが大きかったり、料金が高額になる可能性もあります。

そこで追加料金を含めた料金体系と起こりうるリスクについて確認の上、作業に取り掛かってもらう事をおすすめします。

革ジャンクリーニングの頻度の目安

続いては革ジャンクリーニングの頻度について見ていきましょう。

・着用頻度が高い方→3年に1度

・着用頻度が低い方→5年に1度

あくまでも目安ですが、3~5年に1度程度で十分です。

革ジャンクリーニング後の注意事項

では革ジャンクリーニングから戻ってきた後の注意事項をご紹介します。

1.ビニールを外し、ハンガーを交換する

湿気がこもるのを避けるためにビニールは外してください。

また型崩れを防ぐために、クリーニング店の簡易ハンガーではなく、革ジャンの肩幅にあわせたハンガーに交換して保管しましょう。

2.保管時は直射日光を避ける

革は日に当たることで退色しがちです。そこでクローゼットに入れない場合は、直射日光を避けて保管してくださいね。

自宅で行いたい革ジャンのお手入れ方法

では自宅でできる革ジャンのお手入れ方法について見ていきましょう。

自宅で革ジャンを洗濯する!?

インターネットなどで調べてみると、革ジャンを自宅で洗濯する方法も存在します。

確かに自宅でも洗濯は可能ですが、革の変色や縮みなどのリスクが付きまといます。このリスクは比較的大きい物であるため、自己責任で行うようにして下さい。

実際に革ジャンなどの洗濯ラベルを見ると、水洗い・ドライクリーニングでさえ×表記がされているのが分かります。

これはそもそも洗濯やクリーニングをすることを前提としていないためです。

そういった意味から考えても、熟練の技と高度な知識、経験が必要である革ジャンクリーニングは自宅ですべきではないと言えるでしょう。

革ジャンの保管方法のポイント

革ジャンは保管方法も長持ちさせるのに重要なポイントとなります。

湿気がこもるとカビが発生しやすくなり、前述した通り日光に当たると色褪せが生じます。また保管用法によっては虫食いもでてくるのです。

風通しが良い場所で、かつ窓から遠い所がベストですが、難しい場合はクリーニングとセットの保管サービスを利用する方法もありますので知っておいてくださいね。

革ジャンクリーニングの所要日数と料金

革ジャンクリーニングっていったいどのぐらいの日数と料金がかかるものなのでしょうか?ここからはお店ごとの所要日数と料金についてお届けします。

革ジャンクリーニングの所要日数

まず、革ジャンクリーニングにかかる日数ですが業者によって幅があります。早くても3週間は見ておいた方がいいでしょう。これは商品によってクリーニング方法や手間が変わってくるからです。そこで納期に関してははっきりとは明記されていないことが多いのです。

以下に具体的な店舗と日数及び特徴をあげていきますね。

・白洋舎(クリーニング店、宅配可)→明記無し

特殊な水洗い「C&G」と特殊溶剤使用のドライクリーニングの2タイプがあります。

皮革と繊維の生地を合わせたもの、二種類以上の皮革を合わせたものなどは取り扱いできないアイテムもあるので事前に問い合わせが必要です。

色の補正なども行っており、しみのぼかしなどにも対応可能です。

・ホワイト急便・ユウアイグループ(クリーニング店、宅配可)→明記無し

社内に皮革製品を取り扱うクリーニング専門工場を持っていることもあり、一貫して任せることができるのが安心です。

革ジャンクリーニングのクリーニングはもちろんのこと、変色やシミ、傷、紫外線などによる退色、カビの跡などに対して「リカラー」という特殊技術を用いて対応してくれます。

・リネット(宅配クリーニング)→最短21日間

詳細は明記されていませんが、革ジャンをはじめとした革製品各種、革小物、一部革製品に関しても取り扱いが可能です。

どのようなクリーニング法を行ってくれるのかは申込前に相談してみることをおすすめします。

革ジャンクリーニングの料金

続いては革ジャンクリーニングのクリーニングの料金を見ていきましょう。あくまでも一般的な例なので事前に金額はお問い合わせし、見積もりをとることが大切です。

・白洋舎(クリーニング店、宅配可)

以下に具体的な料金例をご紹介しますね。

・革コート (持込)8,000円 (集配)8,800円

・革半コート (持込)7,000円 (集配)7,700円

・革上着・ジャンパー (持込)5,500円 (集配)6,000円

※はっ水加工 標準料金の50%増し

・ホワイト急便・ユウアイグループ(クリーニング店、宅配可)

以下に具体的な料金例をご紹介しますね。

・革ジャン 5,040円~ (ライナー、ベルト等別)

・革コート 6,300円~ (ライナー、ベルト等別)

※リカラー(色調整)

クリーニング代+6,300円~

・リネット

ジャケット 8,000円

コート 10,000円

撥水加工などオプション加工がありますが、革は除外されていることが多いため、依頼までに問い合わせをすることをおすすめします。

まとめると革ジャンクリーニングは

・水洗いとドライクリーニングがある

・熟練の技と高度な知識、経験が必要

・オプションには撥水加工と色補正がある

・面倒な手入れなく安心して任せられる

・料金と日数がかかる

・色や風合いがかわるリスクもある

・革ジャンクリーニング前の状態を確認し、お店と共有する

・革ジャンクリーニングの頻度は3~5年

・革ジャンは湿気と直射日光を避けた保管が必須

・革ジャンクリーニングは保管サービスが安心

となります。

革ジャンクリーニングは革の種類や状態などによっても実に様々なので、一様に金額などは見えづらい部分もあります。しかし長く着続けるには自分でケアするよりも、やはり専門のクリーニン店がおすすめです。

また保管なども組み合わせると、おまかせで次シーズンまで状態を保持してくれますので安心でしょう。

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