ドライクリーニングとは何?日数や料金相場はどのくらい?

ドライクリーニングとは何?日数や料金相場はどのくらい?

最近では様々な素材の洋服が販売されていることから、うっかり品質表示を見ないで購入してしまい、うっかり自宅で洗濯してしまい服がダメになったという経験をお持ちの方もいることでしょう。

そこでどんな服がドライクリーニングすべきものなのか、また家庭で行う洗濯との違いなど詳しくご紹介します。

気になる所要日数や料金についてもお届けしますね。

ドライクリーニングの基礎?

まずここではドライクリーニングの基礎と題して、ドライクリーニングとは何か?

またドライクリーニングができる衣類とできない衣類についてご紹介します。

ドライクリーニングとは?

ドライクリーニングはフランスで19世紀の中ごろに生まれたとされています。さすがオシャレな国フランスですよね。

オイルランプの燃料がガウンにかかってしまい、これによってその部位がきれいになったことが始まりだそうです。

簡単に言うとドライクリーニングは水を使用しないクリーニング方法です。

水の代わりに「有機溶剤」というまさにオイル状のものが使用されます。

どうして水でなく有機溶剤が使用されるのかというと、衣類の材質が関係しています。

それは水を使用すると型崩れや縮みがでるからです。

ドライクリーニングできる衣類は?

ではドライクリーニングが適している、またドライクリーニングができる衣類をご紹介しましょう。

分かりやすいのは衣類についている洗濯表示を確認する方法です。従来のマークであればドライマークで、新・洗濯表示であればPもしくはFの○囲みマークで表示されています。

衣類の種類でいうと、スーツやコート、着物、ドレス、ネクタイ、中綿が入ったダウンといったものが一般的です。衣類の材質でいうと、カシミヤやウール、シルク、麻、レーヨン、いくつかの材質の組み合わせ(例 ポリエステル50%レーヨン50%)で作られているものなどが該当します。

水洗いによって縮みやツヤが消える、染料が落ちる、型崩れするといったデメリットがあるからです。

ドライクリーニングできない衣類は?

続いてドライクリーニングができない衣類をご紹介します。

従来の洗濯表示だとドライマークに×がついており、新・洗濯表示だと○が大きく×で消されたマークです。

衣類の材質自体というよりも、衣類に付属している装飾などがドライクリーニング不可となるのです。

・ギャザーに天然ゴムが使用されているもの→ゴムが伸びる
・顔料プリントが施されているTシャツなど→色が薄くなる
・合成皮革などビニールレザーが使用されているもの→割れてボロボロ落ちる
・スパンコール、ビーズが使用されているもの→熱で溶ける

ただしこれらの付属品が取り外しできるものはドライクリーニングも可能です。

ドライクリーニング依頼時に知っておきたいこと

ではドライクリーニングを依頼する際に知っておきたい基礎知識をお届けします。

メリットやデメリット、ドライクリーニングが落ちるメカニズムや家庭での洗濯との違いに至るまでをまとめてお届けします。

ドライクリーニングの目的とメリット

まずドライクリーニングの目的から見ていきましょう。

それは通常の水洗いによるご家庭での洗濯で起こる以下のようなトラブルを回避させるためです。

・ウールの衣類の毛羽立ち
・衣類の型崩れ
・衣類の縮み
・衣類の色のにじみ
・衣類の風合いの変化(ゴワゴワになるなど)

お気に入りの洋服が上記のようになってしまうと辛いものですよね。

それらを避けてくれるだけではなく、ドライクリーニングをすると以下のようなメリットがあります。

油汚れが落ちる

油が多い料理が服にはねたという時はもちろん、皮脂や排気ガスの汚れなど油汚れは日常的に多いものです。

それらを有機溶剤の油分が吸着して落としてくれるのです。特に襟や袖口などの汚れを落とすのが得意です。

衣類の型崩れを防ぐ

洗濯をした後に型崩れが起こり、せっかくのシルエットが台無しという経験ありませんか?

ドライクリーニングだと衣類に優しく、かつ家庭で行う手洗いより遠心力をかけられる分、汚れもきれいに落とします。

ドライクリーニングのデメリット

ではドライクリーニングにデメリットはないのでしょうか?

高級なものはドライクリーニングと思いがちですが、メリットがあるように不得意な分野もあるので知っておきましょう。

水溶性のシミや汚れは落ちにくい

油汚れが落ちやすいということは、油の特性が強いという事です。

油と水は混じり合わない性質がありますので、汗などの水溶性の汚れをきれいにするのを苦手としています。

逆汚染のリスク

あまり知られていないことですが、ドライクリーニングに使用する溶剤は環境汚染の観点から排水が禁じられています。

つまり使いまわしをせざるを得ないのが実情です。もちろんフィルターなどでこしてきれいにしてはいますが、洗浄した衣類についていた臭いなどが残ってしまう事があります。

それによって、ドライクリーニング後に臭いがついてしまうリスクが生じるのです。

もちろんすべてのドライクリーニング店が、臭いがついてしまうとは限りませんが注意しておきましょう。

ドライクリーニングのメカニズム

次にドライクリーニングってどうやって汚れが落ちるのかと、そのメカニズムをもう少し詳しく見ていきましょう。

ドライクリーニングは有機溶剤と呼ばれる石油系の溶剤にソープを入れて洗浄されます。

石油系というとねっとりとした褐色の液体をイメージしがちですが、ドライクリーニングに良く使用される「ドライゾール」は違います。透明でサラッとしている液体です。

ドライクリーニングは多くの場合ドラムタイプの専用機械に入れて行われます。

ドライゾールが油溶性であるため、油汚れを衣類から取り除きます。

さらに具体的に説明すると、ドラムタイプの専用機械は遠心力があるので、衣類が回っている間にドライゾールが衣類の油分だけを吸着してきれいにしてくれるのです。

吸着した汚れはフィルターに再吸着させるので、衣類には戻りません。

ドライクリーニングは水を使わないので水洗いなどの手順はなく、衣類を乾燥させて完成です。

家庭で行う洗濯との違いと疑問

続いて家庭で行う洗濯にもドライってありますよね?それとドライクリーニングはどう違うのかという素朴な疑問を解明していきましょう。

良くドライ衣類用の洗剤を使えばクリーニングに出さなくても洗えると売り出していますが、実のところはドライクリーニングとイコールではありません。

何故か?というとドライクリーニングは水を使わない洗い方ですが、ご家庭でするときは水を使用しますよね。

つまりこれらは型崩れしにくい、縮みにくいようにできますよというドライクリーニングのメリットを持ち合わせているだけなのです。

また必ず縮まないか、型崩れしないかというと100パーセントではありませんし、すぐに型崩れしなくても生地が傷みいつの間にか着られなくなるというケースはよくあります。

続いて洗濯機の機能にあるドライというコースに関しても、水を使用することから本来のドライクリーニングとは異なります。

手洗いコースやオシャレ着コースといったものと同じで優しく洗いますという程度ですので効果はあまり期待できません。

ドライクリーニングの所要日数と料金

ここからは、ドライクリーニングの所要日数と料金の目安をご紹介していきましょう。

ドライクリーニングの所要日数

まず、ドライクリーニングにかかる日数ですが1日~5日程度というところがほとんどです。ドライクリーニングをするものが何かによっても所要日数は変わってきます。

以下に衣類ごとの所要日数の目安をご紹介します。

・スーツ 1~3日程度
・コート 4日程度
・礼服 5日程度
・ドレス 5日程度
・着物 別途要相談

続いて以下に具体的な店名をあげてご紹介しますね。

●ホワイト急便(クリーニング店、宅配可)

ハイクラスコースと呼ばれるドライクリーニングコースは4日
着物など和服は30日程度とされていますが、急ぎの場合は相談すれば納期短縮可能です。

●白洋舍(クリーニング店、宅配可)

多くのドライクリーニングが最短即日可能です。ダウンジャケットは5日程度必要です。

●リビナス(宅配クリーニング)→5営業日

●リネット(宅配クリーニング)
→プレミアム会員は2日(会員でない場合は5日)ダウンは5日
※プレミアム会員 月額324円

●ネクシー(宅配クリーニング)最短で3日

●せんたく便(宅配クリーニング)→5営業日

ドライクリーニングの料金

続いて気になるドライクリーニング料金を見ていきましょう。

●ホワイト急便

・スーツ上 450円~
・スカート 330円~
・ズボン 340円~
・セーター、カーディガン 320円~
・礼服上 840円~
・礼服下 640円~
・礼服ワンピース 1,160円~
・コート 780円~
・ダウンジャケット 1,480円~
※地域によって金額が変動します(上記金額は東京都北区・足立区 エリア)

●白洋舍

・スーツ上 (男性用)1,160円~ (女性用)1,000円~
・ズボン (男女共)640円~
・スカート 550円~
・セーター、カーディガン (男性用)550円~
・ネクタイ 400円~
・コート (男性用)1,800円~
・ダウンジャケット 2,000円~

●リビナス

5点、10点、20点とクリーニングに出す衣類の点数でコースが分かれ、アイテムを選びません。

5点 初回5900円(送料無料) 2回目以降 7,000円(リピート割あり・送料別)
10点 初回10,800円(送料無料) 2回目以降 9,800円(リピート割あり・送料別)
20点 初回18,800円(送料無料) 2回目以降 17,800円(リピート割あり・送料別)

●リネット

・スーツ上 950円
・スカート 1,030円
・ズボン 330円
・セーター、カーディガン 780円
・ネクタイ 550円
・コート 1,900円
・ダウンジャケット 2,850円
※初回のみ全品50%オフです

●ネクシー

・スーツ上 960円
・スカート 660円
・ズボン 660円
・セーター、カーディガン 660円
・礼服ジャケット 960円
・ネクタイ 420円
・コート 2,000円
・ダウンジャケット 2,500円

ビジネス、メンバーズ各コースに有料で登録すると上記料金より安くなります。

●せんたく便

せんたく便もアイテムを選ばず、アイテム数でドライクリーニング料金が決まります。

せんたく便パックというスタイルをとっており、指定の専用バックの容量にあわせて5点、10点セットで料金が定められています。

・最速5パック 初回 4,980円 リピート金額 4,680円
・最速10パック 初回 6,980円 リピート金額 6,680円

まとめ

まとめるとドライクリーニングは、

・水を使わず有機溶剤という油溶性溶剤を使用する
・縮みや型崩れになりやすい衣類におススメ
・衣類に一定の付属品があるとドライクリーニング不可
・皮脂などの油溶性の汚れは落ちやすいが汗など水溶性の汚れは苦手
・臭いが衣類に付着することがある・日数はクリーニング店によって異なる
となります。

ドライクリーニングに適したもの、逆に適さないものを把握した上で、長くお気に入りのお洋服を楽しむには上手にドライクリーニングを利用しましょう。

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