汗抜きって家庭での洗濯ではダメ?汗抜きクリーニングの魅力と日数、料金

汗抜きって家庭での洗濯ではダメ?汗抜きクリーニングの魅力と日数、料金

汗って日々かくものだからあまり頻繁にクリーニングに出すのもはばかられる・・・だけどシャツなどが汗で黄ばんでいるのは不潔感を与えたりもするものです。

自宅での漂白では不十分なのかな?そんな疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は汗抜きクリーニングに着目して基礎的知識やその魅力と、日数や料金についてご紹介します。

汗抜きクリーニングの基礎?

まずは汗抜きクリーニングとは何か?また汗が衣類に与える影響などについて詳しくお届けします。

汗抜きクリーニングとは?

汗抜きクリーニングというのは名前の通り、衣類の生地に染み込んだ汗を取り除くことを主としたクリーニング法です。

通常の家庭の洗濯機で洗うことが出来るものは、比較的に汗抜きはしやすいものです。

しかし汗のかき方や汗の状態によっては完全に取り去ることができず黄ばみや臭いが残ってしまいます。

また洗濯機で洗えない衣類の場合は、汗抜きクリーニングを利用することで型崩れを防いで汗抜きも行うことができます。

つまり衣類の種類や性質に応じて、汗が衣類に与える黄ばみや染み、臭いを取り除くのがクリーニング店で行う汗抜きクリーニングということになります。

汗が衣類に与える影響

汗抜きクリーニングというサービスがあるからには、汗は衣類に様々な影響を与えるわけです。具体的な例とともにご説明しましょう。

・襟や袖部分が黄ばむ
・衣類の色の色むらが出る
・汗の臭いがぬけない

汗の種類と衣類への影響

このような汗の影響は汗の性質も関係してきます。

汗は99パーセントが水分ですが残り1%が固形です。

その固形の大部分が塩化ナトリウムでそれ以外にアンモニア、尿素、乳酸といった固形物になります。そのたった1%が衣類に悪さをしてしまうのです。

汗はほぼ水溶性の汚れだからこそ、家庭の洗濯で十分落ちると考えがちですが、汗にも2つ種類が存在するのです。

1つ目は服の開口部、例えば開襟部から蒸発する汗、衣類に吸湿された後蒸発する汗、衣類に吸水された後蒸発する汗です。じんわりかく汗にしても、流れる汗にしても衣類の外に出てくれる汗です。

2つ目は残留汗といい、衣類自体が蒸発を妨げてしまう汗があります。これは汗の量が多すぎて衣類にどうしても残ってしまう汗を指します。

また汗の中の水分自体は蒸発したとしても、固形分が衣類の生地の中に残ってしまいその塩分濃度が濃くなるとご紹介した諸症状を引き起こしてしまうのです。

洗濯しても残る汗汚れと紫外線

さらに洗濯機で洗ったとしても100%汗汚れは落ちません。

その理由は汗と一緒に皮脂や垢などが衣類に付着してしまうからです。

汗、皮脂汚れ、垢が酸素に触れることで繊維に化学反応が起こります。それがさらに紫外線に当たることで変色や色ムラに繋がってしまうのです。

つまり家庭での洗濯では汗抜きは不十分であるという事が言えます。

もう1点知っておきたいのは、制汗剤が衣類に付着することの影響です。特にスポーツをしている方は、衣類を身に着けたまま身体の内側に向かって制汗剤を使用することが多いでしょう。しかし、衣類に制汗剤が付着すると洗濯をしても残留するので白い衣類が変色しがちなので注意しましょう。

汗抜きクリーニングの種類と違い?

ではいよいよ汗抜きクリーニングの種類とその違いについてお話していきます。大きく分けて2つあります。

Wクリーニング

クリーニング店によって掲げているサービス名は異なりますが1つ目は、Wクリーニングです。

簡単に言うとドライクリーニング+水汚れ対策の洗剤で行う方法です。ドライクリーニングなのでもちろん水を使用することはありません。ドライクリーニングは油溶性の汚れに強く、水洗いは水溶性の汚れに強い特性があり、その両方を兼ね備えたクリーニング法です。

つまり皮脂汚れも取り除き、かつ汗抜きも行うのに加えて、型崩れしやすい衣類に最適です。

ウエットクリーニング

2つ目はウエットクリーニングです。2016年12月に日本においても表示が義務付けられたクリーニング法で新JIS表示にも導入されています。ちなみに洗濯表示はWに丸印のマークです。

簡単にいうと水洗いですが、本来は水で洗えないドライクリーニング対象の衣類に適用するのです。それって大丈夫なの?と思ってしまいがちですが、手洗いで優しく行うので型崩れやダメージはありません。

これにより水で洗えずドライクリーニングをしていたシルク製品などの汗染みを解消する手立てが実現したのです。またビジネスマンが毎日履くスラックスも汗を多く吸い込んでいるのに、ウールだとドライクリーニングしか手立てがなかったのです。しかしウエットクリーニングによりさっぱりとした使用感で着用が可能となりました。

汗抜きクリーニング依頼時に知っておきたいこと

では汗抜きクリーニングを依頼するときに知っておきたいメリットやデメリット、またどの程度の頻度がおすすめかについてご紹介します。

汗抜きクリーニングのメリット

汗抜きクリーニングのメリットは以下をご確認ください。

・時間が経過することで起こる衣類の黄ばみを事前に防ぐことができる
・衣類のカビの発生を防ぐ
・汗による虫食いを防ぐ
・塩分を取り除くことで、スラックスのごわごわ感を改善させます
・白い衣類は白さがクッキリとし、色や柄物もスッキリと際立ちます
・大事な衣類を長持ちさせることができる

つまりはご自宅では防ぎきれない衣類の黄ばみ、臭い、虫食いなどから守ることができ、翌シーズンも気持ちよく着ることができるというわけです。

汗抜きクリーニングのデメリット

汗抜きクリーニングをすることで起こりうるデメリットをご確認ください。

・熟練された技が必要であるため、お店によって仕上がりに差が出る
※本来は水洗いできない衣類をウエットクリーニングなどをする技術
・コストが高くなる
※シワが起こりやすいため仕上げが大変など手間がかかる
・海外生産の衣類や染料に特別なものを使用している場合は利用できないこともある

つまり、お店選びが大事ということと金額が割高になるという2点がデメリットとなります。ただしそれさえクリアすれば衣類を汗から守ることが可能です。

汗抜きクリーニングの頻度の目安

気になる汗抜きクリーニングの頻度は季節によって変わります。それは気温が違うことで汗をかく量が変わるからです。

目安としては夏場は月に1度、冬場は1シーズンに1度程度ですが、冬場は蒸れてかく汗が多く臭いもこもりやすいものです。できれば1シーズン2度できる方がベターだといえます。

汗抜きクリーニングの所要日数と料金

最後に汗抜きクリーニングを依頼した場合にかかる所要日数と料金について確認していきましょう。

汗抜きクリーニングの所要日数

まず汗抜きクリーニングにかかる所要日数は3~10日程度と長めです。

●ホワイト急便(クリーニング店、宅配可)7日程度

手間がかかる分、通常のクリーニングのように即日というのは難しいようです。

●白洋舍(クリーニング店、宅配可)

基本的に最短即日が可能ですが、汗抜きクリーニングなどのオプションを付けた場合は2,3日プラスされることが多いようです。混み具合にもよるので事前に相談しましょう。

●リビナス(宅配クリーニング)→5営業日

●リネット(宅配クリーニング)→7日程度

通常のクリーニングよりも長めになります。

●せんたく便(宅配クリーニング)→5営業日

●クリコム(宅配クリーニング)→10日間程度

汗抜きクリーニングの料金

続いて気になるドライクリーニング料金を見ていきましょう。

●ホワイト急便

汗抜きクリーニングとW洗浄トリートメント洗いといった2つのコースが準備されています。

汗抜きクリーニングはドライクリーニングに洗浄成分を加えた方法であり、W洗浄トリートメント洗いはドライクリーニングと水洗いを合わせた方法です。W洗浄トリートメント洗いはハイクラスクリーニングであり、特別な工場で取り扱われるのが特徴です。

・ジャケット (汗抜き)830円/(W洗浄)1,260円
・スカート (汗抜き)650円/(W洗浄)900円
・ズボン (汗抜き)620円/(W洗浄)840円
・セーター、カーディガン (汗抜き)650円/(W洗浄)900円
・礼服上 (汗抜き)950円/(W洗浄)1,500円
・礼服下 (汗抜き)750円/(W洗浄)1,100円
・礼服ワンピース (汗抜き)1,200円/(W洗浄)2,000円
・コート (汗抜き)1,400円/(W洗浄)2,400円
・学生服男・上、女セーラー服 (汗抜き)750円/(W洗浄)1,000円
・学生服男・下、女スカート (汗抜き)600円/(W洗浄)800円

※地域によって金額が変動します

●白洋舍

汗スッキリ加工<バイオクリーニング>というオプションにて対応してくれます。基本的に通常のクリーニング代の50%がプラスされます。

・スーツ上 (男性用)1,160円~+580円~ (女性用)1,000円~+500円~
・ズボン (男女共)640円~+320円~
・スカート 550円~+225円~
・セーター、カーディガン (男性用)550円~+225円~
・ネクタイ 400円~+200円~
・コート (男性用)1,800円~+900円~
・ダウンジャケット 2,000円~+1,000円~

ただしドライクリーニング対象品に限定される点にご注意ください。

●リビナス

以下の基本コースに加えて、汗抜き加工というオプションメニューとして対応可能であり、+500円かかります。

アイテムは選ばず5点、10点、20点とクリーニングに出す衣類の点数でコースが分かれています。

5点 初回5900円(送料無料) 2回目以降 7,000円(リピート割あり・送料別)
10点 初回10,800円(送料無料) 2回目以降 9,800円(リピート割あり・送料別)
20点 初回18,800円(送料無料) 2回目以降 17,800円(リピート割あり・送料別)

●リネット

オプションとなり1点当たり700円がプラスされます。
・スーツ上 950円
・スカート 1,030円
・ズボン 330円
・セーター、カーディガン 780円
・ネクタイ 550円
・コート 1,900円
※初回のみ全品50%オフです

●せんたく便

せんたく便パックというスタイルをとっており、指定の専用バックの容量にあわせて5点、10点セットで料金が定められています。(アイテム問わず)

上記のオプションとして汗抜き加工が提供され、点数によりプラス料金が異なります。

・最速5パック 初回 4,980円 リピート金額 4,680円 +1,500円
・最速10パック 初回 6,980円 リピート金額 6,680円 +3,000円

●クリコム

汗抜きWクリーニングというコースが汗抜き対応となります。価格は通常のクリーニング代プラス、汗抜きWクリーニング代という料金設定です。以下に例をご紹介します。

・ワンピース、コート  クリーニング代+2,000円
※(クリーニング代)ワンピース 1,500円、コート 1,800円
・ジャケット、スーツ、ブラウス  クリーニング代+1,000円
※(クリーニング代)ジャケット 900円、スーツ 1,500円、シャツ/ブラウス 300/600円
・パンツ、スカート  クリーニング代+1,000円
※(クリーニング代)いずれも 600円

24時間ネット受付可能でコンビニに持ち込みができるのが忙しいビジネスマンにはピッタリでしょう。また事前にお見積額をメールしてくれるサービスも好評です。支払はクレジットカードも可能です。

まとめると汗抜きクリーニングは衣類を長持ちさせるという意味合いで必須ともいえることが分かります。ただし、時間がかかるので余裕をもって受けるようにしましょう。またサービスが2タイプあるため、工程の確認も忘れずに行ってください。

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