撥水加工で衣類長持ち!撥水加工クリーニングの日数と料金

撥水加工で衣類長持ち!撥水加工クリーニングの日数と料金

クリーニングサービスの中でも人気の撥水加工サービスは、お子様から大人まで、また普段着から、ビジネススーツ、学生服、スキーウエアに至るまで幅広いアイテムに対応しています。

最近では市販の撥水加工スプレーなどもありますが、より効果が高いクリー二ング店で提供されている撥水加工の魅力はもちろん、所要日数と料金についてご紹介します。

クリーニングの撥水加工の基礎?

まずはクリーニング店で行っている撥水加工の基礎として、防水加工との違い、市販の撥水加工衣類との違いから見ていきましょう。

クリーニングの撥水加工とは?

クリーニング店での撥水加工は衣類を雨や汚れなどから守るために施されます。

例えば雨で濡れてしまうこと、雨の日の泥はね、食べ物や飲み物のこぼしから衣類を守る役目を持っています。

ちなみに撥水加工というのは、洋服の生地の上で水を球状にしてはじかせることを目的としています。

つまり表面張力を低くさせることで生地の中に水が浸透しないようにさせているのです。別名「通気性防水加工」とも呼ばれ、空気や水蒸気の分子が通る為の隙間があるのが特徴です。

防水加工との違い

続いて間違われやすい防水加工との違いを確認していきましょう。

撥水加工のくだりでご説明したとおり、撥水加工は「通気性防水加工」です。しかし防水加工はというと「不通気性防水加工」と呼ばれ、空気を通しません。

では以下に撥水加工と防水加工の特徴をリストアップしていきましょう。

<撥水加工>
・通気性がよい
・蒸れにくい
・表面張力の力を利用して水を遮断する
・スーツ上下、ワンピース、ジャケット、スカート、パンツ、コートなどが対象

<防水加工>
・通気性は悪い
・蒸れやすい
・樹脂などで膜を作り水をはじく
・傘、カッパ、スキーウエアなどが対象

どちらも水や油をはじきますがその原理が異なることと、着心地の2点が大きく異なります。

市販の撥水加工された衣類とは?

少し勘違いしやすいのが撥水加工がどのタイミングでされているかという点です。

撥水加工された衣類には、お店で販売時に既に撥水加工されているものと、後からクリーニング店で撥水加工を施してもらうものの2種類があるのです。

市販の撥水加工された衣類には、取扱注意表示ガイドが3つ準備されています。概略の内容は以下となりますので知っておきましょう。

1.完全防水ではないので、強い雨だと完全に水をはじくことはできない

蒸れ感が少ないというメリットがある分、空気を通しており完全な防水ではありません。あくまでもはじく効果を持っている衣類と認識しましょう。

2.ドライクリーニングを施すと効果が弱まる

あまり知られていないかもしれませんが、ドライクリーニングを施すことで生地が親水性を持ち、効果が薄れてしまうのです。つまりクリーニングに出すのであれば撥水加工をするのが適切です。

3.クリーニング時はフッ素系の溶剤を避けること

フッ素系溶剤はドライクリーニングで使用されるものですが、撥水加工に対する作用が大きく効果を薄めてしまいます。

クリーニングの撥水加工依頼時に知っておきたいこと

ではクリーニング店に依頼する撥水加工時に知っておきたいことを、撥水加工のメカニズムをメリット・デメリットを踏まえながらお届けします。

撥水加工のメカニズム

まずは撥水加工のメカニズムについてですが、簡単にいうと撥水効果のある化合物を生地の表面に付着させているのです。

それによって生地表面に付着した化合物が針のような状態になるので、水分は水玉となり流れてしまい生地内に浸透しなくなります。

クリーニング店によって異なりますが、使用される化合物はフッ素樹脂やシリコン樹脂など化学合成されたものが使用されています。撥水に使用される溶材は水よりも表面張力が小さいという特性があります。

また撥水加工の方法も、スプレータイプだったり浸けこむ方法などお店によって異なります。

以下に撥水加工の手順を簡単にご紹介しましょう。

1.汚れを落とすために通常クリーニングもしくはドライクリーニングを施す
2.シミなどがある場合は別途しみ抜きを行う
3.衣類に撥水加工を施す
4.アイロンでプレスする

最後のプレス加工により撥水加工を衣類にしっかりと定着させることが可能です。

撥水加工のメリット

では撥水加工のメリットを見ていきましょう。

・食べ物のこぼし汚れを防ぐ
・飲み物のこぼし汚れを防ぐ
・衣類の色褪せをふせぐ
・衣類が長持ちする
・雪や雨の染み込みを防ぐ
・空気を通さないので寒さを防げる
・熱を通さないので涼しさを保てる
・カビの発生を防ぎます
・水気や湿気による防縮効果がある

撥水加工のデメリット

続いて撥水加工のデメリットもご確認ください。

・撥水加工に使用されている成分が身体によくない
・撥水加工を多用すると生地にもダメージがあたる
・加工方法によってはパールトーン加工を抜かないと再度加工ができない

さらにお願いする業者によって効果に差があったり、衣類が縮んだ状態で加工されるということもあるので注意が必要です。

クリーニングの撥水加工後の取扱い

続いてはクリーニング店で撥水加工を行った後の持続期間や衣類の取り扱い方法についてご紹介します。

撥水加工の持続期間

まず撥水加工をした後の効果の持続期間についてですが、基本的に撥水加工をした衣類を使用せずにそのまま保管しておくと継続します。

ただし永久に持続するとはいえませんが、未使用であるため撥水加工はある程度維持されるのです。

ただしクリーニングから上がってきた時に被せられているビニール袋は必ず外して保管してください。ビニールを被ったままだと蒸れがおこり撥水加工が劣化していきます。これは他のクリーニングを施した衣類に関しても同じですので知っておいてください。

ただ日常的にその衣類を着用している場合や、何度も水をかぶってしまうとだんだんとその効果は薄れていきます。

また当然ながらその衣類は洗濯もするわけですから、洗濯する度に徐々に効果が少なくなります。

具体的にどのぐらい持続するのかというのは使用頻度や洗濯頻度によって変わりますが、ワンシーズン終わると再度撥水加工しておくことをおすすめします。

また汚れが多い衣類や洗濯頻度が多いものに関してはシーズン中も2度程度は行いましょう。

撥水加工後の洗濯は可能?

撥水加工をした後の衣類を家庭で洗濯できるのかという疑問についてですが、もちろん洗濯可能です。

ただ前述した通り洗濯をすることで撥水加工をした生地の繊維が徐々に少なくなります。すぐに目に見えて繊維が消えることはありませんが撥水性も少しずつ低下していきます。

またそもそも家庭での洗濯は水を使用して汚れを取り除くことから、洗濯時に衣類は水にしっかり浸かってしまうのです。

逆に洗濯しなければ撥水加工は保たれるのかというと一概にそうだとはいえません。洗濯をしない事で衣類に汚れが付着したままになり、ホコリなどが付着しやすくなります。

さらにカビが沸いたり悪臭がただようなどの弊害を生んでしまうのです。

撥水加工後の洗濯のポイント

撥水加工をしている衣類であったとしても従来通り洗濯は行うことが大切ですが、いかに撥水加工を長持ちさせるかを考えて行う必要があります。

洗濯機か手洗いかというと両方を併用するのがもっともおすすめです。

最初に手洗いで優しく汚れを取り除いてあげた上で洗濯機にかけましょう。ただあまり汚れていないものであれば手洗いのみがベターです。

また洗濯時あまり水分に触れない方がいいのではと思いがちですが、洗剤などの成分が生地の表面に残留することの方が重大問題です。

そこですすぎはしっかりと行ってください。すすいだ後に水分はしっかりと取り除く必要があるので脱水をした上で乾燥機にかけましょう。

これは撥水加工が熱を加えるとよみがえるという特性を生かした方法です。もし乾燥機がご自宅にない場合などはアイロンでプレスすることで熱を与えてください。

クリーニングの撥水加工の所要日数と料金

では最後にクリーニング店で撥水加工をお願いする際に、どのぐらい日数がかかるのかと費用についてまとめてお届けします。

クリーニングの撥水加工の所要日数

まず、撥水加工にかかる日数ですが3日~5日程度というところがほとんどです。では以下に具体的な店名をあげてご紹介しますね。

・ホワイト急便(クリーニング店、宅配可)→3営業日程度

撥水加工は別名ガード加工とも呼ばれる特殊加工サービスにて取り扱いがなされています。撥水加工にも2種類あり、通常の撥水加工と超撥水加工が存在します。

・白洋舍(クリーニング店、宅配可)3営業日程度

オプションサービスとして撥水加工が準備されています。フッ素樹脂をコーティングするタイプの溶剤を使用しています。

・リナビス(宅配クリーニング)→5日程度

撥水加工として別途選択可能なオプションメニューとして準備されています。

・リネット(宅配クリーニング)→5日程度
※通常会員は7日程度

有料オプションとして撥水加工がありますが、はじめてリネットを利用される方はオプションメニューが利用できません。2回目以降から利用可能となります。

・せんたく便(宅配クリーニング)→5営業日

かなり強力な撥水加工としてプレミアムコーティングというサービスがあります。

クリーニングの撥水加工の料金

続いては撥水加工の料金を見ていきましょう。

・ホワイト急便

撥水加工 +300円
超撥水加工 +500円

スーツの上やジャケットの場合、レギュラークリーニング530円に上記額がプラスされます。

スーツ(上)に撥水加工 530円+300円=830円
スーツ(上)に超撥水加工 530円+500円=1,030円
※お得な会員価格もあります

時期によってこれらの撥水加工の半額サービスなどを行っていますので時期を狙って利用したいですね。

・白洋舍

標準料金の50%増しと規定されています。しかしアイテムによって金額が異なることから、最低300円、最高2,200円がプラス料金となります。

スーツ上着はオリジナル料金1,800円+900円(半額)=2,700円となります。

・リナビス

通常は5点、10点、20点とクリーニングに出す衣類の点数ごとにコースが設定されています。それに加えて1点あたり980円がオプション料金としてかかります。

5点 初回5900円(送料無料) 2回目以降 7,000円(リピート割あり・送料別)
10点 初回10,800円(送料無料) 2回目以降 9,800円(リピート割あり・送料別)
20点 初回18,800円(送料無料) 2回目以降 17,800円(リピート割あり・送料別)

つまり初回5点で(1点撥水加工希望の商品有)のクリーニング料金は以下の金額です。

5900円+980円=6,880円

・リネット

1着当たり600円プラスにて撥水加工が受けられます。

スーツ上着は通常料金950円+900円=1,850円となります。

・せんたく便

せんたく便に関してもオプションメニューとして撥水加工を選択できるようになっています。

せんたく便パックというパック料金を採用しており、指定の専用バックの容量にあわせて5点、10点とセットで料金が定められています。

・最速5パック 初回 4,980円 リピート金額 4,680円
・最速10パック 初回 6,980円 リピート金額 6,680円

最速5パックの場合は+1,500円、最速10パックは+3000円が必要です。

まとめ

まとめると撥水加工は
・水濡れや油汚れから衣類を守ることで長持ちさせる
・防水と異なって蒸れがなく快適
・加工技術はお店によって差がある
・撥水加工後も洗濯は可能
・撥水加工後の洗濯は手洗いがおすすめであり、かつすすぎをしっかりし、熱を加える
・撥水加工は有料オプションであり、通常より多少時間を要する
となります。

ちょっと贅沢なオプションというイメージこそありますが、この程度で水濡れや油汚れから解消され衣類が長持ちするのであれば安い出費でしょう。

ご自身が利用しやすい店舗とサービスを選びシーズンオフ前に是非利用しましょう。

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